バーチャルオフィスの羅針盤

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ネットショップ向けバーチャルオフィスの選び方: 860拠点の相場と4つの基準

公開日: 2026年7月11日|最終更新: 2026年7月16日|法令・各社仕様の確認日: 2026年7月16日

販路の非公開機能や匿名配送だけで運営でき、返品・郵便・電話の受け皿もあるなら、バーチャルオフィスは契約不要です。

公開する事業住所、発送元・返品先、郵便受取、法人登記、事業用電話のどれかが必要なら、用途に対応するプランを選びます。最安値のプランだけでは必要機能が足りないことがあります。

この記事では、掲載860拠点の相場と、住所表示だけのプランから電話付きプランまでを分けて比較します。

結論:ネットショップ用は4つの基準で絞る

ネットショップ向けは、①販路と契約先の利用可否、②返品・郵便の扱い、③電話・登記、④契約総額の4つで絞ります。 最初に「契約しない」選択肢を確認し、必要な機能だけを付けると過剰契約を避けられます。

契約不要非公開機能・匿名配送で足り、自宅や実店舗を連絡先に使える
住所表示だけ郵便・返品は別に受けられ、公開住所だけを外部化したい
返品・郵便も必要返送品を受け取り、通知や転送まで任せたい
登記・電話も必要法人成りや専用番号を見据え、一つの契約先にまとめたい
契約前の4基準
  • 利用する販路とバーチャルオフィス事業者の両方が、必要な住所利用を認めている
  • 発送元、返品、普通郵便、書留、宅配便のうち、必要な物を受け取れる
  • 共用番号・専用番号・受発信・電話代行と、法人登記の要否を分けている
  • 初期費用、前払い期間、郵送料、保証金、屋号・電話オプションまで総額に含める
特商法対応の表示だけで、発送元・返品・一般郵便・登記・電話まで使えるとは限りません。
必要な条件まず比較する候補注意点
住所表示だけMETSオフィス ライト/GMOオフィスサポート 転送なしプランどちらも郵便を受け取れない。返品・郵便は自宅などで別に受ける
発送元・返品先METSオフィス ネットショップ対応拠点は日本橋兜町・新宿御苑・赤羽。返送品は即時転送される
複数ショップの住所NAWABARI ネットショップ運営プラン10サイトまでの住所利用、共用番号、週1回の郵便転送を含む
郵便受取・転送GMOオフィスサポート 月1・隔週・週1転送/METSオフィス ビジネス/バーチャルオフィス1 基本プラン/レゾナンス 月1・週1転送/ワンストップビジネスセンター エコノミープラン転送頻度、送料、通知方法、受取不可物を比較する
住所と共用電話NAWABARI/京都朱雀スタジオ共用の録音受付で足りるか、専用番号が必要かを確認する
登記と郵便転送METSオフィス ビジネスプラス/GMOオフィスサポート 転送ありプラン/NAWABARI ビジネスプラン/京都朱雀スタジオ/バーチャルオフィス1 基本プラン/レゾナンス/ワンストップビジネスセンター エコノミープラン登記の追加料金、前払い期間、初年度総額を比較する
専用電話ユナイテッドオフィス テレボックス/レゾナンス 電話オプション/ワンストップビジネスセンター ビジネス・プレミアムプラン受信のみ、受発信、電話秘書を分け、保証金と通話料も確認する
特商法表記に対応する拠点を条件で絞る

必要な機能がまだ決まらない場合は、全候補から比較できます。

機能別候補を事業者ごとに比較する

上の表で必要な機能を決めたら、候補になった事業者のカードで該当プランを比較します。以下は順位ではありません。 同じ事業者でも、住所表示だけのプランと郵便・登記・電話付きプランでは料金と条件が異なります。

以下では、事業者ごとに機能表で紹介した対象プランをまとめます。表示月額は各対象プランの料金で、事業者全体の最安値とは限りません。

METSオフィス

住所表示だけから発送元・返品、郵便受取、法人登記まで必要な段階に合わせたい人向け

METSオフィスは、必要な機能に合わせて4プランを選べます。ネットショッププランで発送元・返品先として使えるのは、日本橋兜町・新宿御苑・赤羽です。ライトでは郵便を受け取れないため、用途を分けて選びます。

メリット
  • 住所だけ、発送元・返品、郵便、登記の4段階から選べる
  • ネットショッププランは発送元と返品先の用途を明示している
注意点
  • ライトは郵便受取不可。ネットショッププランも法人登記はできない
  • 年一括の表示月額で、入会金と転送条件を含めた確認が必要
ライト公開する住所だけ¥270/月登記不可
ネットショップ発送元・返品先¥550/月登記不可
ビジネス住所と郵便受取¥1,100/月登記不可
ビジネスプラス住所・郵便・法人登記¥1,430/月登記可
初期費用
¥3,850
METSオフィスの対象プランを確認する

ネットショッププランは利用できる3拠点と転送条件を確認してください。

GMOオフィスサポート

住所表示だけにするか、郵便の量に合わせて転送頻度を選びたい人向け

GMOオフィスサポートは、転送なし、月1回、隔週、週1回の4プランから選べます。転送なしプランは郵便受取と法人登記ができません。返品先としての利用は別途確認し、郵便が必要なら転送ありプランを選びます。

メリット
  • 住所表示だけから週1回転送まで、郵便量に合わせて選べる
  • 入会金・保証金はなく、転送ありプランでは法人登記もできる
注意点
  • 全プランが12か月契約・一括前払い
  • 電話番号は含まれず、返品先として使えるとは限らない
転送なしプラン公開する住所だけ¥660/月登記不可
月1転送プラン郵便が少ない・法人登記¥1,650/月登記可
隔週転送プラン月1回では足りない¥2,200/月登記可
週1転送プラン定期的に郵便が届く¥2,750/月登記可
初期費用
¥0
GMOオフィスサポートの4プランを確認する

返品先の可否と、郵便量に合う転送頻度を確認してください。

NAWABARI

複数ショップの住所、週1回の郵便転送、共用電話をまとめたい人向け

NAWABARIは、10サイトまでの住所利用、週1回の郵便転送、共用電話をネットショップ運営プランにまとめています。法人登記が必要ならビジネスプランを選びます。返品先対応は確認できていないため、契約前の確認が必要です。

メリット
  • 複数ショップの住所と週1回の郵便転送を一つの契約で使える
  • 共用番号が付帯し、必要に応じて電話サービスを追加できる
注意点
  • ネットショップ運営プランは法人登記に対応しない
  • 返品先としての対応は明示されておらず、初期費用と転送実費もかかる
ネットショップ運営プラン複数ショップ・週1転送・共用電話¥1,100/月登記不可
ビジネスプラン(年間契約)上記の機能と法人登記¥1,650/月登記可
初期費用
¥5,500
NAWABARIの対象プランを確認する

返品先の可否と郵便転送の実費を申込前に確認してください。

京都朱雀スタジオ(和文化)

京都の住所、共用電話、郵便受取、法人登記を一つのプランにまとめたい人向け

京都朱雀スタジオの朱雀なえもんプランは、住所、法人登記、共用電話番号、郵便・宅配便の受取を年契約でまとめます。電話は専用番号ではありません。ネットショップでの住所利用範囲は申込前に確認します。

メリット
  • 住所と共用電話、法人登記、郵便・宅配便の受取を一つのプランで用意できる
  • 郵便物の到着をLINEで確認し、週1回の定期転送を利用できる
注意点
  • 拠点は京都のみで、電話番号は自分専用ではない
  • ネットショップ用途は申込前の確認が必要。即時転送には送料と手数料がかかる
朱雀なえもんプラン住所・共用電話・郵便・法人登記¥550/月登記可
初期費用
¥0
住所・共用電話・登記込みのプランを確認する

ネットショップでの利用範囲と集合ダイヤルの受け方を確認してください。

バーチャルオフィス1

法人登記と月4回の郵便転送を基本料にまとめたい人向け

基本プランには住所利用、法人登記、LINE到着通知、月4回の郵便転送が含まれます。電話番号は提携事業者との別契約なので、電話が必要なら追加後の総額で比較します。

メリット
  • 法人登記と月4回の郵便転送を一つの基本プランで用意できる
  • 到着通知と来客応対も基本サービスに含まれる
注意点
  • 表示月額は年一括払いの月割で、単月払いは料金が異なる
  • 電話番号は基本プランに含まれず、別契約が必要
基本プラン住所・法人登記・月4回の郵便転送¥880/月登記可
初期費用
¥5,500
バーチャルオフィス1 基本プランを確認する

年一括と電話の別契約を含む総額を確認してください。

レゾナンス

法人登記と郵便転送を使い、転送頻度や電話サービスを後から選びたい人向け

レゾナンスは、月1回転送と週1回転送のコースを選べます。どちらも住所、法人登記、特商法表記に対応します。専用番号の着信や電話秘書はオプションなので、必要な場合は追加後の総額で比較します。

メリット
  • 法人登記・特商法表記に対応し、郵便転送の頻度を選べる
  • 専用電話の着信や電話秘書代行を必要に応じて比較できる
注意点
  • 月1回転送コースは年間契約のみで、来店受取ができない
  • 急ぎの転送や電話サービスは追加料金がかかる
月1回転送コース郵便が少ない・法人登記¥990/月登記可
週1回転送コース定期的に郵便が届く・法人登記¥1,650/月登記可
初期費用
¥5,500
レゾナンスの転送頻度と電話オプションを確認する

来店受取の可否と電話オプション追加後の総額を確認してください。

ワンストップビジネスセンター

全国の拠点網、週1回の郵便転送、専用電話までまとめて比較したい人向け

ワンストップビジネスセンターは、全プランで法人登記と週1回の郵便転送を利用できます。ビジネスプランは専用番号とFAX、プレミアムプランは電話秘書まで含むため、電話対応の範囲で選びます。

メリット
  • ネットショップの住所利用を案内し、全国の拠点から選べる
  • 週1回の郵便転送は100gまで送料と手数料が基本料金に含まれる
注意点
  • 住所表示だけを目的とする場合は他社より機能と料金が大きい
  • 転送日は週1回固定で、初期費用も含めた総額確認が必要
エコノミープラン住所・法人登記・週1回の郵便転送¥5,280/月登記可
ビジネスプラン上記と専用電話・FAX¥9,790/月登記可
プレミアムプラン上記と電話秘書¥16,280/月登記可
初期費用
¥10,780
ワンストップビジネスセンターの3プランを確認する

郵便物の重量と電話対応の範囲を確認してください。

ユナイテッドオフィス

住所と法人登記に、専用電話の受信・発信・電話秘書を段階的に追加したい人向け

ユナイテッドオフィスは、住所と郵便のメールボックスプランから、専用電話の受信、受発信、電話秘書まで選べます。電話機能の違いがプラン名だけでは分かりにくいため、必要な対応範囲から選びます。

メリット
  • 法人登記と郵便に、専用番号の受信・受発信・電話秘書を追加できる
  • 電話対応の必要範囲に合わせて4プランを比較できる
注意点
  • 表示月額は12か月前納の月割で、月払いは料金が異なる
  • 電話関連の保証金・通話料とネットショップでの住所利用範囲を確認する必要がある
メールボックスプラン住所・法人登記・郵便¥2,310/月登記可
テレボックスM上記と専用番号の受信¥3,190/月登記可
テレボックスⅠ上記と専用番号の受発信¥4,400/月登記可
テレボックスⅡ上記と電話秘書¥7,700/月登記可
初期費用
¥5,500
ユナイテッドオフィスの電話付きプランを確認する

電話の受信・発信・秘書対応と関連費用を確認してください。

掲載データで料金相場と契約総額を確かめる

当サイトの相場は、特商法対応を掲げる拠点について、各拠点の最安プラン価格を集計したものです。 その最安プランが、返品、郵便、登記、電話まで含むとは限りません。上のカードに表示した対象プラン価格と分けて見てください。

DB集計の指標読み方
掲載中の全拠点860拠点47都道府県から収録
特商法対応を掲げる拠点228拠点31都道府県。利用可否はプランごとに確認
同拠点群の最安¥270各拠点の最安プラン価格の最小値
同拠点群の中央値¥5,280EC向け対象プランだけの中央値ではない
月額¥1,100以下61件初期費用・前払い・転送費は別に確認
郵便転送対応746件週1対応360件、都度/スポット対応265件

※掲載拠点の確認済みデータから表示時に自動集計しています。年間総額は、カードの月額に初期費用、前払い期間、郵送料、電話・屋号オプションを加えて確認してください。

返品・郵便・電話は受け方まで確認する

「住所利用可」だけでは、返品商品や一般郵便を受け取れるとは限りません。 発送元として印字できるか、返送品のサイズと種類、到着通知、定期・即時転送、来店受取を分けて確認します。電話も共用番号と自分専用の番号、受信だけと受発信、電話代行では役割が違います。

プランに明記があれば任せられる範囲
  • 特商法ページや送り状への住所表示
  • 指定された返品・返送品や郵便物の受取
  • 契約頻度での到着通知、転送、来店受取
  • 契約した種類の電話番号、転送、電話代行
別途確認・準備が必要な範囲
  • 受取不可の宅配便、生もの、現金書留、本人限定郵便
  • プラン対象外の一般郵便や大きな返品商品
  • 転送実費、保管料、廃棄、差出人への返送条件
  • 共用番号ではできない専用番号の受発信
受取可能な物と料金は事業者・プランで異なります。商品サイズと返品頻度を伝えて契約前に確認してください。

発送ラベルと返品先の実務は発送元・返品先として使える条件、電話の省略や番号の種類は共用番号・専用番号・電話代行の違いで詳しく説明しています。

近さを優先するのは、来店が必要な場合

郵便物を窓口で受け取る、会議室を使う、来客対応を任せる場合は、通いやすい地域から選びます。 いずれも利用せず、返品・郵便を転送または別の受取先で処理できるなら、拠点の近さよりも必要な機能と契約総額を優先して全国から比較できます。

全国から比較できるケース
  • 公開住所・法人登記・電話だけを利用する
  • 郵便物は転送で処理できる
  • 返品は転送または別の受取先で処理する
  • 契約後に拠点へ行く予定がない
通いやすい地域から選ぶケース
  • 郵便物を窓口で受け取りたい
  • 会議室を利用したい
  • 来客対応が発生する
  • 定期的に拠点へ行く予定がある
来店不要なら必要機能と総額、来店するなら生活・営業動線からの通いやすさを優先します。

来店不要なら、上の機能別候補と対象プランを見直してください。窓口や会議室を使うなら、都道府県・市区町村から探すで通える拠点を比較します。

中古品を仕入れて販売する場合は、地域を選ぶ前に、契約先を古物商許可の営業所として使えるか古物商の営業所要件で確認してください。

拠点の地域を決めても、住所を掲載できる範囲は販路ごとに異なります。契約前に、次の販路別ルールを確認してください。

販路別の住所ルールを契約前に確認する

利用する販路の記事を読み、自宅住所を非公開にできる範囲と、購入者への開示、返品、電話の扱いを確認します。

申込直前の最終確認
  • 販路の規約と非公開機能を確認した
  • 特商法、発送元、返品先、郵便の必要範囲を事業者へ確認した
  • 登記と電話は今必要か、将来追加するかを決めた
  • 年払い・初期費用・転送実費・保証金を含む初年度総額を比較した
法律上の省略条件は、特商法表記の住所ガイドで先に確認できます。

特商法で住所・電話を省略できる条件は特商法表記の住所ガイドへ。 条件が決まったら、上の用途別カードまたは特商法表記対応の拠点一覧から2〜3候補を比較してください。

よくある質問

ネットショップならバーチャルオフィスの契約は必須ですか?
必須ではありません。販路の非公開機能や匿名配送で必要な場面をすべてカバーでき、自宅や実店舗を返品・郵便・電話の連絡先に使えるなら契約不要です。公開する事業住所、発送元・返品先、郵便受取、法人登記、事業用電話のいずれかを外部に用意したい場合に検討します。
特商法表記にバーチャルオフィスの住所を使えますか?
一律に不可ではありません。運営事業者との合意があり、事業者が利用者の現住所と本人の電話番号を把握し、確実に連絡できるなどの条件を満たす必要があります。利用する販路の規約と、契約するプランの利用範囲も確認してください。
月額はいくらぐらいを見ておけばよいですか?
当サイトで特商法対応を掲げる228拠点について、各拠点の最安プラン価格を集計すると最安¥270、中央値¥5,280です。これはECに必要な機能をすべて含むプランの価格ではありません。紹介カードの対象プランに加え、初期費用、年払い、郵送料、電話などを含む総額で比較してください。
自宅から遠い拠点を契約しても大丈夫ですか?
来店受取や会議室を使わず、契約先が確実に郵便を受け取り転送できるなら、住所地より運用条件を優先できます。一方、窓口受取、地域の信用、来客対応、許認可上の営業所が必要な場合は、地元の実体ある拠点を検討してください。

この記事について

バーチャルオフィスの羅針盤 編集部が、一次情報(法令・行政資料・各サービスの公式ヘルプ)を実際に確認して執筆しています。事実の記載には出典と確認日を付し、内容の変更を確認した際は記事を更新します。詳しくは編集ポリシーをご覧ください。

ネットショップに使う住所を条件で比較する

特商法表記、郵便転送、登記など必要な条件から絞れます。

販路のルールが先なら特商法表記の住所ガイド、返品が未決定なら発送元・返品先ガイドへ。