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特商法の電話番号は載せないとダメ?省略ルールと自宅・携帯番号を出さない方法
特商法表記の電話番号は、「確実に連絡が取れる番号」の表示が原則です(消費者庁「通信販売広告Q&A」)。ただし自宅や個人携帯の番号を公開ページに載せたくない場合、対処は3つあります。① 省略ルール(請求があれば遅滞なく提供する措置を取り、表示を省略する)、② プラットフォームの非公開機能(BASE・STORES・minneなど)、③ 専用の電話番号を用意する(バーチャルオフィスのオプション等・当サイト収録485拠点・最安¥550〜)。 まず費用のかからない①②で足りるかを確認し、番号そのものが事業に必要なら③、という順で考えるのがおすすめです。
結論: 3つの方法の比較
| 方法 | 費用 | 向いている人 | 限界 |
|---|---|---|---|
| ① 省略ルール | 無料 | 独自EC含む全事業者。着信対応を最小にしたい人 | 請求されたら番号を提供する必要がある。「遅滞なく」対応できる体制が条件 |
| ② プラットフォームの非公開機能 | 無料 | BASE・STORES・minne等の個人ショップ | 対象販路・個人限定。販路の外(独自EC等)では使えない |
| ③ 専用番号(VOオプション等) | 月額¥550〜 | 電話での問い合わせを受けたい人・信用も欲しい人 | 費用がかかる。転送か代行かで使い勝手が変わる |
法的な整理: 「確実に連絡が取れる番号」とは
消費者庁の通信販売広告Q&Aは、特商法表記の電話番号について「確実に連絡が取れる番号」を表示する必要があるとしています(2026年7月11日確認)。趣旨は「消費者が事業者と確実に連絡を取れること」で、住所の「現に活動している住所」と同じ考え方です。形式(固定・携帯・050)よりも、かけたらつながる・折り返せる実態が本質です。
省略ルールの実務
同Q&Aは、「消費者からの請求によって、広告表示事項を記載した書面又は電子メール等を『遅滞なく』提供することを広告に表示し、かつ、実際に請求があった場合に『遅滞なく』提供できるような措置」を取っている場合、電話番号(住所も同様)の表示を省略できるとしています。「遅滞なく」は、購入するかどうかの意思決定に先立って、十分な時間的余裕をもって提供されることと説明されています。
実務に落とすと次の形です。
- 特商法表記のページに「電話番号は、ご請求があれば遅滞なく開示します。お問い合わせフォーム(またはメール)よりご請求ください」と明記する
- 問い合わせフォーム・メールを毎日確認し、請求が来たらすぐ回答できる体制にする
- 請求されたときに知らせる番号(つながる番号)は用意しておく
注意点は2つ。請求されたら番号を教えることになること(表示の省略であって、番号を秘匿できる制度ではありません)。そして販路によっては省略が使えないことです(次章)。
プラットフォーム別の扱い
モール・ASP型の販路では、電話番号の扱いはサービスごとに決まっています。当サイトの各記事で一次確認済みの範囲では次のとおりです(2026年7月11日時点)。
- BASE・STORES・minne — 個人(STORESは個人事業主含む・minneは販売業者該当の個人)なら電話番号を住所とセットで非公開にでき、運営会社の連絡先が代替表示されます(BASE編・STORES編・minne/Creema編)。
- メルカリShops — 電話番号を含む運営者情報は画面に常時表示されず、請求ベースで開示されます(メルカリShops編)。
- Amazon — 「現に使用されている出品者自身の電話番号」の表示が必要で、非公開機能はありません(Amazon編)。
- Shopify・独自EC — 表記は自作のため、省略ルールか専用番号を自分で選びます(Shopify編)。
専用番号という選択肢(実データ)
電話での問い合わせを受けたい・省略ではなく番号を載せて信頼感を出したい場合は、事業用の専用番号を用意します。バーチャルオフィスのオプションが代表的で、当サイトの掲載データ(全711拠点・ビルド時点の自動集計)では専用電話番号の提供に対応する拠点が485件(月額の最安¥550〜・中央値¥5,500)あります。
- 電話転送(464拠点が対応) — 専用番号への着信を自分の携帯へ転送。応対は自分でするが、公開する番号を事業用にできます。
- 電話代行(422拠点が対応) — オペレーターが屋号・会社名で一次応対し、内容を報告。日中電話に出られない人・作業を中断したくない人向けです。
| サービス | 月額(住所プラン) | 法人登記 | 初期費用 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| レゾナンス 拠点の詳細を見る | ¥990〜 | ¥990〜 | ¥5,500 | 専用番号・電話代行・秘書対応まで一式そろえたい人 |
| NAWABARI 拠点の詳細を見る | ¥1,100〜 | ¥1,650〜 | ¥5,500 | EC運営で、住所と電話番号をまとめて用意したい人 |
※月額・登記・初期費用は各拠点ページのデータ(ビルド時点)から自動表示(電話番号はオプション料金が別途かかる場合があります)。プラン条件と最新の料金は各拠点の詳細ページ・公式サイトでご確認ください。専用電話番号に対応する全拠点はこちらの一覧で比較できます。
よくある質問
個人の携帯番号を特商法表記に書いても問題ありませんか?
050から始まる番号でもいいですか?
電話を一切受けたくないのですが、メール対応だけにできますか?
「電話転送」と「電話代行」はどう違いますか?
この記事について
バーチャルオフィスの羅針盤 編集部が、一次情報(法令・行政資料・各サービスの公式ヘルプ)を実際に確認して執筆しています。事実の記載には出典と確認日を付し、内容の変更を確認した際は記事を更新します。詳しくは編集ポリシーをご覧ください。
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