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特商法の電話番号は載せないとダメ?省略ルールと自宅・携帯番号を出さない方法

公開日: 2026年7月11日|最終更新: 2026年7月11日|法令・各社仕様の確認日: 2026年7月11日

特商法表記の電話番号は、「確実に連絡が取れる番号」の表示が原則です(消費者庁「通信販売広告Q&A」)。ただし自宅や個人携帯の番号を公開ページに載せたくない場合、対処は3つあります。① 省略ルール(請求があれば遅滞なく提供する措置を取り、表示を省略する)、② プラットフォームの非公開機能(BASE・STORES・minneなど)、③ 専用の電話番号を用意する(バーチャルオフィスのオプション等・当サイト収録485拠点・最安¥550〜)。 まず費用のかからない①②で足りるかを確認し、番号そのものが事業に必要なら③、という順で考えるのがおすすめです。

結論: 3つの方法の比較

方法費用向いている人限界
① 省略ルール無料独自EC含む全事業者。着信対応を最小にしたい人請求されたら番号を提供する必要がある。「遅滞なく」対応できる体制が条件
② プラットフォームの非公開機能無料BASE・STORES・minne等の個人ショップ対象販路・個人限定。販路の外(独自EC等)では使えない
③ 専用番号(VOオプション等)月額¥550〜電話での問い合わせを受けたい人・信用も欲しい人費用がかかる。転送か代行かで使い勝手が変わる

法的な整理: 「確実に連絡が取れる番号」とは

消費者庁の通信販売広告Q&Aは、特商法表記の電話番号について「確実に連絡が取れる番号」を表示する必要があるとしています(2026年7月11日確認)。趣旨は「消費者が事業者と確実に連絡を取れること」で、住所の「現に活動している住所」と同じ考え方です。形式(固定・携帯・050)よりも、かけたらつながる・折り返せる実態が本質です。

省略ルールの実務

同Q&Aは、「消費者からの請求によって、広告表示事項を記載した書面又は電子メール等を『遅滞なく』提供することを広告に表示し、かつ、実際に請求があった場合に『遅滞なく』提供できるような措置」を取っている場合、電話番号(住所も同様)の表示を省略できるとしています。「遅滞なく」は、購入するかどうかの意思決定に先立って、十分な時間的余裕をもって提供されることと説明されています。

実務に落とすと次の形です。

  1. 特商法表記のページに「電話番号は、ご請求があれば遅滞なく開示します。お問い合わせフォーム(またはメール)よりご請求ください」と明記する
  2. 問い合わせフォーム・メールを毎日確認し、請求が来たらすぐ回答できる体制にする
  3. 請求されたときに知らせる番号(つながる番号)は用意しておく

注意点は2つ。請求されたら番号を教えることになること(表示の省略であって、番号を秘匿できる制度ではありません)。そして販路によっては省略が使えないことです(次章)。

プラットフォーム別の扱い

モール・ASP型の販路では、電話番号の扱いはサービスごとに決まっています。当サイトの各記事で一次確認済みの範囲では次のとおりです(2026年7月11日時点)。

  • BASE・STORES・minne — 個人(STORESは個人事業主含む・minneは販売業者該当の個人)なら電話番号を住所とセットで非公開にでき、運営会社の連絡先が代替表示されます(BASE編STORES編minne/Creema編)。
  • メルカリShops — 電話番号を含む運営者情報は画面に常時表示されず、請求ベースで開示されます(メルカリShops編)。
  • Amazon — 「現に使用されている出品者自身の電話番号」の表示が必要で、非公開機能はありません(Amazon編)。
  • Shopify・独自EC — 表記は自作のため、省略ルールか専用番号を自分で選びます(Shopify編)。

専用番号という選択肢(実データ)

電話での問い合わせを受けたい・省略ではなく番号を載せて信頼感を出したい場合は、事業用の専用番号を用意します。バーチャルオフィスのオプションが代表的で、当サイトの掲載データ(全711拠点・ビルド時点の自動集計)では専用電話番号の提供に対応する拠点が485件(月額の最安¥550〜・中央値¥5,500)あります。

  • 電話転送(464拠点が対応) — 専用番号への着信を自分の携帯へ転送。応対は自分でするが、公開する番号を事業用にできます。
  • 電話代行(422拠点が対応) — オペレーターが屋号・会社名で一次応対し、内容を報告。日中電話に出られない人・作業を中断したくない人向けです。
サービス月額(住所プラン)法人登記初期費用向いている人
レゾナンス
拠点の詳細を見る
¥990〜¥990〜¥5,500専用番号・電話代行・秘書対応まで一式そろえたい人
NAWABARI
拠点の詳細を見る
¥1,100〜¥1,650〜¥5,500EC運営で、住所と電話番号をまとめて用意したい人

※月額・登記・初期費用は各拠点ページのデータ(ビルド時点)から自動表示(電話番号はオプション料金が別途かかる場合があります)。プラン条件と最新の料金は各拠点の詳細ページ・公式サイトでご確認ください。専用電話番号に対応する全拠点はこちらの一覧で比較できます。

よくある質問

個人の携帯番号を特商法表記に書いても問題ありませんか?
法律上は「確実に連絡が取れる番号」であれば表記として有効です。ただし誰でも見られるページに個人の番号が載るため、営業電話や迷惑電話の窓口になりやすいという実害があります。番号を変えずに公開を避けたいなら、省略ルールか専用番号の利用を検討してください。
050から始まる番号でもいいですか?
消費者庁のQ&Aは「確実に連絡が取れる番号」であることを求めており、番号の形式(固定・携帯・050等)を限定する記載は確認できません(2026年7月11日時点)。ただし、販売プラットフォームによっては独自の要件がある場合があります(例: Amazonは「現に使用されている出品者自身の電話番号」を求めています)。使う販路の規約とあわせて確認してください。
電話を一切受けたくないのですが、メール対応だけにできますか?
省略ルールを使えばページ上の電話番号表示は省略できますが、「請求があれば広告表示事項(電話番号を含む)を遅滞なく提供できる措置」が条件のため、請求されたときに知らせる番号は用意しておく必要があります。連絡手段をどう設計するかは事業の形によるため、迷う場合は消費者庁の資料や専門家に確認してください。
「電話転送」と「電話代行」はどう違いますか?
電話転送は、専用番号にかかってきた電話を自分の携帯などへそのままつなぐサービスです(応対は自分)。電話代行は、オペレーターが会社名などで一次応対し、内容を報告してくれるサービスです。当サイトの収録データ(ビルド時点の自動集計)では、電話転送対応が464拠点・電話代行対応が422拠点あります。

この記事について

バーチャルオフィスの羅針盤 編集部が、一次情報(法令・行政資料・各サービスの公式ヘルプ)を実際に確認して執筆しています。事実の記載には出典と確認日を付し、内容の変更を確認した際は記事を更新します。詳しくは編集ポリシーをご覧ください。

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